発熱外来
草加市金明町の「新田駅前内科クリニック」では、発熱でお困りの患者さんのために、発熱外来を開設しております。発熱は、様々な病気のサインである可能性があります。インフルエンザやCOVID-19、溶連菌の迅速検査、COVID-19のPCR検査にも対応しております。自己判断で放置せずに、お気軽にご相談ください。
当院の発熱診療について
新田駅前内科クリニックでは、患者さんお一人おひとりの症状や状態に合わせて、丁寧な診察と適切な検査を行い、発熱の原因を特定します。必要に応じて、血液検査、迅速診断キット、レントゲン検査などを行い、診断に基づいた適切な治療をご提供いたします。発熱の方は感染症の疑いがあるため、感染防止を目的に隔離スペースヘご案内します。
受診の方法
発熱の方の診察も、通常の方と大きく違いはありません。
予約来院を希望の場合は電話混雑を避けるため、WEB予約、WEB問診の活用をお願いいたします。なお、予約がとれずに来院された場合でも、予約患者様の合間で診察いたします。
注意事項として、インフルエンザの検査については発熱から12時間経過してからの検査が推奨されますので、希望の方は受診の時間をご自身で調整してください。COVID-19については発熱後間もない場合には抗原検査でなく、感度の高いPCR検査のご案内が可能です。
関連する各種検査のご紹介
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- 抗原検査:インフルエンザ、COVID-19(新型コロナウイルス)、溶連菌
- PCR検査:COVID-19(新型コロナウイルス) ※結果は翌営業日
- レントゲン:腹部(急性腹症、亜イレウス、虫垂炎)、胸部(肺炎、気管支炎)
- 院内迅速採血:細菌性感染症(炎症反応を確認し、抗生物質の使用を判断)
- 院外提出採血:マイコプラズマ肺炎、百日咳、自己免疫疾患等 ※結果は2~5営業日以降
- 尿検査:尿路感染症(膀胱炎)
発熱の原因
発熱は、体温が平熱よりも高くなる状態を指します。一般的に、成人の場合37.5℃以上を発熱と定義します。発熱の原因は多岐にわたり、感染症、炎症性疾患、自己免疫疾患、腫瘍などが考えられます。
- 感染性疾患
- ウイルス感染:風邪(かぜ)、インフルエンザ、新型コロナウイルス、急性肝炎など。
- 細菌感染:髄膜炎、急性扁桃炎、副鼻腔炎、肺炎、尿路感染症、細菌性腸炎、蜂窩織炎、百日咳など。
- その他:真菌感染(水虫など)、マイコプラズマ肺炎、クラミジア肺炎など
- 非感染性疾患
- 自己免疫疾患、感染性腸疾患、薬剤性など
- 炎症性腸疾患(IBD):クローン病や潰瘍性大腸炎など、腸に炎症を起こす疾患です
- 腫瘍性疾患(腫瘍熱)
- 熱中症
- 心因性発熱
- 全身症状: 寒気、頭痛、筋肉痛、関節痛、だるさ(倦怠感)、食欲不振など
- 局所症状: 咳、喀痰、のどの痛み、鼻水、腹痛、下痢、発疹(皮ふの赤み)、味覚・嗅覚障害など
発熱によって引き起こされる病気
発熱は、それ自体が病気ではありませんが、様々な病気の症状として現れます。発熱を引き起こす可能性のある病気は多岐にわたります。
1)インフルエンザ
インフルエンザは、インフルエンザウイルス(主にA型・B型)に感染することで起こる急性の呼吸器感染症です。日本国内では毎年12月〜3月頃に流行し、飛沫や接触で感染します。感染してから症状が出るまでの期間(潜伏期期)は、平均2日間(通常1~4日間)、です。感染力が非常に強く、広範囲に急速に広がる主な特徴があり、短期間に多数の人へ伝播するため、季節性の大流行を引き起こします。
症状としては38℃以上の高熱、頭痛、関節痛・筋肉痛などの全身症状が急激に現れるのが特徴で、一般的な風邪よりも重症化しやすいです。大体発症後発熱は2〜3日目でピークを迎え、徐々に解熱します。5〜7日で主な症状が治まり、1週間〜10日ほどで回復することが多いですが、咳や倦怠感は2週間ほど続くこともあり個人差が大きいです。早期(発症48時間以内)に抗インフルエンザ薬を服用すると、症状の持続期間を1〜2日短縮できる可能性があります。稀にクループ症候群、気管支炎、肺炎などを引き起こすことがあり、速やかに入院加療が必要です。また熱性けいれんも起こしたり、急性脳症となり、ごく稀に死に至ることもあります。
インフルエンザかな?、症状がある方々へ
早期受診: 発症後48時間以内に医療機関を受診し、抗インフルエンザ薬を服用すると、有熱期間が短縮され、症状も軽くなる可能性があります。検査は発熱後12時間経過した後が推奨されますため、熱が出てすぐに来院された場合は、対症療法のお薬のみ先に処方し、検査のために再度来院をお願いすることがあります。
安静・休養: 十分な睡眠をとり、無理をせず安静に過ごすことが大切です。
水分・栄養補給: 食欲がなくても、水分(水、お茶、経口補水液など)と栄養(消化の良いもの)をしっかり摂りましょう。
感染対策: マスク着用を徹底し、家族への感染を防ぎましょう。
2)心因性発熱
心理的ストレスが原因で体温が平熱以上に上昇する状態で、「機能性高体温症」とも呼ばれ、感染症や炎症による発熱とは異なり、検査で異常が見つからないことが多い病気です。倦怠感、頭痛、不眠などを伴うことがあり、学校や家庭環境、職場でのストレスが引き金となり、ストレスから離れることで改善することもあります。
3)自己免疫性疾患
自己免疫疾患とは、細菌やウイルス、腫瘍などの異物を排除し、病気や感染から体を守る役割を持つ免疫系が、本来の働きをせずに自分の体の一部を間違えて異物と認識して攻撃してしまい、様々な症状を引き起こしてしまう病気です。全身性エリテマトーデスやシェーグレン症候群、強皮症、血管炎などの病気があげられます。
自己免疫疾患の症状はその疾患ごとに大きく異なります。発熱、関節痛、筋力低下、皮疹、リンパ節腫脹、口腔内潰瘍などが自己免疫疾患全般の代表的な症状です。また、脳、眼、心臓、腎臓、神経、消化器など様々な臓器に合併症を引き起こすことがあります。
自己免疫疾患に対する治療の中心は、ステロイドや免疫抑制薬、生物学的製剤などの薬物療法です。これらの薬は免疫を抑えることで病気を鎮静化させる作用がありますが、長期使用による副作用の可能性もあります。病気の治療だけでなく、副作用を最低限にする管理を大切にしています。
4)全身性エリテマトーデス(SLE)
5)強皮症
左右対称に指先から皮膚が厚く硬くなる病気です。全身の臓器や筋肉が硬くなってしまい、さまざまな症状がおこります。強皮症には、全身の皮膚や臓器に影響を及ぼす全身型強皮症と皮膚に限局した症状が現れる限局型強皮症の2つのタイプがあります。全身型は、皮膚の硬化が指先から広がり、内臓(肺、心臓、腎臓など)にも繊維化が進行し、呼吸不全や腎不全などの重篤な合併症を引き起こすことがあります。限局型は、皮膚の硬化範囲が限られ、臓器障害は比較的少ないことが特徴です。
また、強皮症は身体全体や手足が冷たい空気や水などにさらされることにより指先が紫色になるレイノー現象がおこることもあります。治療は免疫抑制療法と各合併症に対する対症療法を行います。成人と比較して予後は良好です。
6)シェーグレン症候群
涙腺と唾液腺の障害による眼と口腔の乾燥を特徴とした病気です。ただし、小児では乾燥を自覚することは少なく、耳の下が腫れる、発熱、関節に起こる症状、皮疹などを契機に診断されることや他の膠原病に合併していることも少なくありません。治療は乾燥症状に対する対症療法と、乾燥症状以外の症状の程度に応じた免疫抑制療法を行います。発熱の処置や治療法
発熱の治療は、原因となっている病気に対する治療と、発熱そのものに対する対症療法に分けられます。
1)原因に対する治療
感染症が原因の場合は、抗菌薬(抗生物質)、抗ウイルス薬、抗真菌薬などを使用します。炎症性疾患や自己免疫疾患が原因の場合は、免疫抑制剤やステロイドなどを使用することがあります。腫瘍が原因の場合は、手術、放射線療法、化学療法などを行います。
2)対症療法
発熱による不快な症状を和らげるために、解熱剤を使用することがあります。解熱剤は、熱を下げるだけでなく、頭痛や関節痛などの痛みを和らげる効果もあります。
発熱時には、十分な水分補給と休息が重要です。脱水症状にならないように、こまめに水分を摂取しましょう。また、体を冷やすことで、熱を下げる効果が期待できます。氷枕や冷却シートなどを活用すると良いでしょう。
発熱についてのよくある質問
Q1. 熱が何度以上になったら病院を受診すべきですか?
A1. 一般的に、37.5℃以上の発熱がある場合や、発熱に加えて呼吸困難、胸痛、激しい頭痛、意識障害などの症状がある場合は、速やかに医療機関を受診してください。また、乳幼児や高齢者の場合は、平熱よりも1℃以上高い場合や、ぐったりしている、食欲がないなどの症状がある場合も、早めに受診しましょう。
Q2. 市販の解熱剤は使っても良いですか?
A2. 軽度の発熱であれば、市販の解熱剤を使用しても構いません。ただし、解熱剤はあくまで対症療法であり、原因となっている病気を治すものではありません。数日経っても症状が改善しない場合や、悪化する場合は、医療機関を受診してください。また、アレルギー体質の方や、他の薬を服用している方は、事前に医師や薬剤師に相談しましょう。
Q3. 発熱外来ではどのような検査をしますか?
A3. 発熱外来では、まず問診と身体診察を行い、症状や経過などを詳しくお伺いします。必要に応じて、血液検査、インフルエンザ検査、新型コロナウイルス感染症検査、尿検査、胸部レントゲン検査などを行います。検査の結果を総合的に判断し、診断を確定します。
